受講費用の「総額」を
見積もる6項目
料金ページに書かれた金額と、最終的に払う金額が一致することはあまりありません。受講料という一項目だけが大きく表示されているためです。契約前に、自分で総額の枠を作ります。
公開:2026年8月28日
スクールの料金ページに書かれている金額と、最終的に払う金額が一致することは、あまりありません。差が出るのは嘘があるからではなく、「受講料」という一項目だけが大きく表示されているからです。
ここでは、契約前に総額を自分で組み立てるための手順を示します。相手に聞く前に枠を作っておくと、抜けている項目がその場でわかります。
総額を構成する6項目
次の6つを、それぞれ別の行として書き出します。ゼロ円ならゼロと書きます。空欄のまま進めると、あとで空欄だった項目が請求されます。
| 項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 1. 受講料 | 表示されている本体価格。コースやプランで変わるため、自分が選ぶものの金額か確認する |
| 2. 入会金・登録料 | 初回のみ発生する費用。キャンペーンで免除される場合、その条件と期限 |
| 3. 教材費 | 受講料に含まれるか別途か。書籍・ソフトウェア・機材を自分で用意する必要があるか |
| 4. システム利用料・月額費 | 学習環境の利用料が月単位で発生するか。受講期間を延長した場合も続くか |
| 5. 延長・再受講の費用 | 期間内に終わらなかった場合の追加費用。回数制限があるか |
| 6. 分割手数料 | 分割払いを選ぶ場合の手数料総額。回数によって変わる |
個別に聞くと漏れます。「この6項目以外に発生する費用はありますか」と、リストを見せて聞くのが確実です。「ありません」と言われたら、その回答をメールで残してもらいます。
2つの数字に落とす
6項目が埋まったら、比較に使う数字は2つだけです。
A. 総支払額
1〜6の合計。分割払いなら手数料を含めた実際の支払総額です。月額表示は比較に使いません。回数が違えば月額は簡単に小さく見せられるためです。
B. 想定込みの総支払額
Aに、「延長を1回した場合の費用」を足した数字です。予定どおり終わらないことは前提として起きるので、この数字で払えるかを見ます。
Aだけで比較すると、延長費用が高いスクールが安く見えます。Bを併記すると、「安いが延長が高い」「高いが延長無料」の違いが数字に出ます。実際に払う額に近いのはBです。
書き出しの例
次のような形にまとめます。金額は例です。
| 項目 | スクール甲 | スクール乙 |
|---|---|---|
| 受講料 | 248,000円 | 198,000円 |
| 入会金 | 0円 | 33,000円 |
| 教材費 | 0円(込み) | 12,000円 |
| システム利用料 | 0円 | 1,650円 × 4か月 |
| 延長費用(1回) | 0円(無料) | 55,000円 |
| 分割手数料 | 18,400円 | 15,200円 |
| A 総支払額 | 266,400円 | 264,800円 |
| B 延長込み | 266,400円 | 319,800円 |
Aで見ると1,600円しか違いませんが、Bでは53,400円の差になります。受講料だけを見ると乙のほうが5万円安く見えていたのに、実際に払う可能性のある額では逆転しています。
やってはいけないこと
- 月額だけで比較する回数が違えば月額は操作できます。総額に直してから比べます。
- 割引後の金額だけを書く割引には条件と期限があります。条件を満たせなかった場合の金額も書いておきます。
- 給付金を先に引く制度の対象講座であることと、自分が受給要件を満たすことは別です。要件の確認が取れるまでは、給付金なしの金額で計算します。
- 口頭の説明だけで確定する金額は書面かメールで残します。説明と書面が違う場合、効力を持つのは書面です。
次にやること
総額の枠ができたら、その数字を持って無料カウンセリングに行きます。空欄の項目を埋めるのが目的です。
1つのスクールで実際に積み上げるとどうなるかを見たい場合は、情報Ⅰ専門のオンライン塾について、入口の一括77,000円・継続プランの月額・それ以外にかかる5項目を公式サイトの記載だけで並べた記事があります。
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この記事について
本記事は、受講費用の見積もりかたについての運営者の見解であり、特定のサービスを推奨するものではありません。各サービスの料金・条件・対応内容は提供元により異なり、変更されることがあります。お申し込み前に、必ず公式サイトおよび契約書面で最新の条件をご確認ください。
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公開:2026年8月28日 / 最終更新:2026年8月28日